やっぱりエンジンは壊れるもの、その2
写真ばっかりぢゃのー



と。なんとここでピンを排気に落としてしまった私。。。。
でも、ひっくり返して振ったら、すぐに出てきてくれた。ああよかった。

こんな構造なのね。このピンが、インペラ内壁の切り欠きに入ってドライブシャフトと空回りしないようになってるワケ。
小さな部品なので、取り扱い注意です。
外したインペラを見てみたら、やっぱり固くなってクラックも入ってました。この状態でもなんとか使えないことはないけど、やっぱり新品に越したことはないやね。

さて。インペラはさっさと新品に取り替え、あとは組み立てですね。ドライブシャフトにかるーくグリスを塗ります。ハウジングのオイルシールを守るためですので、塗りすぎはダメですぜ。インペラがグリス玉になってしまう!

ほんで、ハウジングを被せるわけですが、その際にドライブシャフトを時計方向に回しながら被せます。これ、大変に重要。ジョンソンもマークもヤマハもトーハツも、これは同じです。きっとホンダも一緒だと思うけどな。

ドライブシャフトの回転方向に合わせることが重要なんです。ハウジングの中ではインペラは曲げられています。これが逆方向に曲がってると引っかかってしまう、、、かも。

ほんとは逆に組んだこと無いからどうなるかは知らないのだ。。。。

その他は特に気にすることなくばんばん組み立てましょう。バラす時と逆順で作業です。
キカイものはみんなそうだけど、締めすぎに注意!

全て組上がったら、わくわくの試運転!とりあえずこんなシステムを使って陸上での始動をいたします。
ただし、これは水の水位がちと足りません。本来はもっとつっこまなければなりません。インペラ部分が水に浸るラインは、このエンジンでは白赤のデカールが入ってます。そうしないとインペラが空気を噛んでしまって、水を吸い上げられないからです。
今回は新品ということで、気合いで(^_^;

っちゅーのはちと冗談で、吸水口から水道のホースを直に当てて強引に水を吸わせました。

指導中。ではなくて、始動中。ギアを入れないように。一瞬で水が無くなるよ。
この状態で10分も回せばいいかな。燃料ホース、プライマリーポンプ、キャブレター内のガソリンが入れ替わるまで回すわけです。水は常に足してやります。
時々パイロットからの排水を手に当てて、冷却温度を測ります。掛けて数分なら、あったけーなってなレベル。
うわぁっちー!ってなときは、何らかのトラブルがあるので速やかに停止させましょう。

そんなわけで、無事に復活いたしました。約9ヶ月の放置ってのはやはりエンジンにはよろしくありませんね。まめに使えばいいんだけど、基本的に河口湖戦でしか使わないからなぁ。。。


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