でんき配線はしっかりと
眼に見えないでんきだから気を付けないと


バスボートってのは当然の事ながら電気配線はしっかりしている、、、、のが多いです(中にはそうでないのもある)。カートップのアルミボートの場合は大抵の場合はその場その場で組みますね。
ま、単純に考えてエレキがメインで、オマケに魚探が付く程度ですから。エンジンのセルを回すわけではないし、9.9や15ぐらいではエンジンのジェネレータもオプションなので充電も考えない。ましてやトリムやチルトも無いわけだから大した問題ではない。

んでもだ。これが実はそれほど単純でもないんだね。
アルミボートに付くべき電気製品を挙げてみると

○エレクトリックモータ    言わずと知れた大電流
○魚探            ま、微々たる消費量
○ライブウェルポンプ     これはしっかりと繋がなくてはイケマセン
○ビルジポンプ        何よりもきっちりと配線しないと意味がないです

といった奴等ですね。このうち魚探は大抵は二つ付けます。バウに一個と操船中に見るヤツ。
ま、その場で一回一回繋いでいけば事足りると言えば事足りるけど、やっぱり時間はかかる。めんどくさい。だからワニ口クリップなんかを使ってライブウェルポンプやビルジを繋いだりしてしまう。すると、荒れたときに勝手に外れて役に立ってないことが度々起こる。
魚探などは良く見ているから電源が落ちればスグに気が付くけど、ポンプ系は気づいたときには手遅れってこともあるんですよ。自慢ぢゃありませんが私は2回このミスをしてバスを弱らせました。

そこで、コネクタを使ってハーネスを作ってみたこともありました。その当時はビルジやライブウェルポンプを固定してはいなかったので毎回コネクタを抜き差ししてセッティングしていたんですが。これが思ったほど快適ぢゃないんすよ。生半可なコネクタは配線が中で断線したり、端子が錆びて熱を持ったり(当然電圧降下する)して信頼性は低いモノでした。
釣りをしているときに絶えず心配してなきゃならんのですね。「ライブウェル動いてっかなー。ビルジ回るかなー。。。。」とかね。もはや釣りに集中するどころではありませんねぇ(^_^;

そこで、ハーネスはボートに固定してしまう!ポンプ類も固定!魚探関連も配線はぎっちり固定!
ま、考えてみればFRPのバスボートと同じようにしてしまうのです。
ただし、エレキだけは外す。マウントごと外すようにしないと重いからねー。タダでさえデッキ固定で重くなってるんだから。そうするとエレキの配線はコネクタを介す事になります。また、バウ魚探のトランスデューサーと水温センサーはエレキに付けてしまうのでこれも脱着を考えて配線を組むことになりますデス。

文字が潰れ気味だけど、まぁわかるでしょ。
そうそう、この図では省いたけど、バッテリーのターミナル付近にはヒューズかブレーカーをくっつけたほうが良いです。まだ付けてないけど。
ヒューズは絶対とは言いませんけど必要です。エレキラインにかかる最大電流は約40アンペアを見込みます。半端なラインを使うと発熱して危険だよ。かといってやたらぶっといラインを使ってる人がいるけど市販されてるブースターケーブル(普通車用)で十分です。むしろ問題は繋ぎ方にあります。配線のトラブルは配線そのものより接続部分で99パーセント発生すると考えましょう。きっちりと圧着端子を使ってがっちり固定するように。ビニールテープ等だけで繋ぐのははもってのほか。スグに発熱して最悪の場合燃えてしまいます!
これがバウ付近の三極コネクタの部分です。けっこう大きいんだな、これが。いわゆる防水型のヤツで、接点容量は40アンペア。
エレキの電源の他、魚探もココから分電しています。したがってエレキ本体に魚探の電源コード、振動子、水温センサーがくっついていて、コネクタを外すとエレキごと外れるわけです。


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