ビルジポンプが命綱
たまった水は出さねばならぬ


ビルジポンプ。船内に溜まってしまった水を外に放り出すとてもえらいパーツです。コイツが無かったら恐ろしくてボートには乗れません。

アルミボートに限らずボートってのは水が入ってきてしまうものなのです。でっかいバスボートだって操船次第でデッキを水浸しにすることなんて簡単。
そうでなくとも荒れたときに水をかぶるし波に刺さってしまった時には一瞬にして100〜200リットルの水が入ることもあるんです。こんな時はアルミの方がキャパが低いので沈むのも速い(*_*)

そこまで行かなくても波をザンザン被って走らねばならないときなどはビルジポンプのありがたみが良く判ります。荒れた湖上で船を止め、ベイラー(手おけみたいなヤツ)片手にちまちま水を掻いていたら、それこそスグに転覆モノでしょう。

そんなときにスイッチ一つで水を排出してくれるビルジポンプは頼もしい。物理的にも精神的にも安心して操船に集中できます。

その昔に乗っていたマクロ13などはノーマルのポンプを750ガロン/時に交換し、その横に1050ガロン/時のポンプを増設したほどです。あんな小さな船で合計1800ガロン。気持ちいいぐらいにびゅわっと出せたなぁ。

今回はとりあえず500ガロン。たまたま在庫していたのがこのサイズだったので(^_^;
ちなみにメーカーはMAYFAIR MARINE社製。とても普及している製品です。バスプロショップスなどの通販でアメリカから直販できるのでボートオーナーの方はまとめて買っておくと良いと思いますよ。だって、壊れやすいんだから(^_^;
トーナメントの時はスペアポンプを必ず持っていきます。たかが十何ドルの部品でボートそのものが沈むかどうかを左右するのですからね。

ライブウェルの所でも出た写真です。手前にある黄色いポンプがビルジポンプ。船が走っているときに一番低い位置に取り付けるのが鉄則。水は低いところに流れますからね〜。
この位置だと釣りをしているときは水を出すことが出来ません。その時はバッテリーのところが一番低くなるはずです。人によってはそこにビルジを付けて釣りをしているときに水を抜くようにしているケースもありますが、私は走行時の安全を優先しました。
写真でも判るとおりホースはトランサムを貫通するように外に出ています。貫通部の防水には一応気を使いましょう。水の上に出ている部分なので完全防水にする必要はあまりナイですけど。ホースのパイピングは折れないように気を付けて最短距離で結びます。配管を絞ったりして抵抗を掛けてしまうと折角の500ガロン/時の性能が発揮されません。
そうそう、写真ではサボってますけど、配管はきっちりクリップベルトを使って固定しましょう。ホースなどは差し込むだけで抜けないような気がしますがそれは最初だけ。直射日光などにさらされると熱で変形して思わぬ所でぽこっと外れます。するとどーなるか。ボート内噴水の出来上がりです。
荒れているときに特に起こりやすいので気を付けましょう。危険は危険だけどその前にみっともないです(^_^;>体験者談


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