エレキから異音が!
バスが全部逃げちゃうのでは??


ま。ハナからまともな物体では無かったエレキ。モーターはマーキュリーだけどマウントはミンコタだし、とっても古いエレキ。同じ型のエレキがゴミとして捨てられているぐらい古い。(部品取りには助かる>モーター本体をゲットしてある(^_^;)

それでもガンバって動いてくれていたのだけど、先日河口湖に出たときに突然音がでかくなった。ペダルを踏むごとにぐぎゃーーーーーーーーーーってね。鈍い金属音、プラスチックとぶつかるような音。それがバウを通してハルに伝わり、アルミボート全体で鳴っているのですよ。
これはたまりません。近くの魚が逃げちゃうね>寄ってきたりして(^_^;

とにかく、そのままではまずいので修理しなくてはイケマセン。恐らくベアリングが逝ってしまったのでしょう。

まずはプロペラを外す。このタイプは工具要らずなのでこれは楽勝。すると、変なワッシャが出てきたぞ?
いらんところにワッシャがん〜〜〜〜?なんでこんな所に?シャーピンと本体のシールの間に2枚のワッシャ。結構厚めの金属製だ。嫌な予感。
とりあえず、シャフトを持って左右に振る。特に気になるガタは無い。次は、モーター本体方向に押したり引いたりしてみる、と。なんと5ミリ以上のガタがあるではないか!
その方向には構造上のガタは確かにある。あるにしても数ミリのガタだ。これは間違いなくベアリング。あるいはシャフトを固定する何かが壊れていることの証拠だ。

部品取り用モーターま、何はともあれ、バラしてみて考えよう。これは部品取り用のモーター本体。シャフトはぶち曲がっているけど(^_^; バラすのは結構簡単なんです。バラすのはね。

ドライバでビスを外すプロペラを外してシャーピンを抜き、2本の長ボルトをドライバーで回して抜く。
このタイプのシャーピンは、中央付近にカシメがあって外すのはそれなりに技術と力が必要です。よいこのみんなはまねしないでね。

こんな風にバラバラたった2本のボルトを抜くだけでご覧の通りのバラバラ状態。コアが出てきます。本体の筒の中にはマグネットが張り付けてあります。
大体どのメーカーでも2本のボルトで固定してあるようです。

細いボルトだブラシ側の図。こんな頼りないボルトで固定されています。4ミリぐらいの直径。これだけで全てのシールを締め上げているのはちょいと心許ない感じ。

ややこしいブラシの接点先ほどバラすのだけは簡単と書いたのは、こんなヤツが出てくるから。このブラシは4個あって、普段はコアにスプリングによって押しつけられているのです。そのコアを引き抜いちゃったからバラバラ(^_^;  スプリングを異次元に飛ばさないように気を付けて作業しましょう。

オイルシールの図これは、上の部分の反対側。普段ならこの穴からシャフトが伸びて、プロペラを固定しているんです。この銀色の部分がシールのカバー。中にゴムのシールが入っていて、回転するシャフトから水が侵入するのを防いでいるえらいヤツです。
ラインやウィードがココに絡んでシールを破ると、モーター本体が水浸しになって逝ってしまうので要注意です。余談ですが、このシールの金属プレートにはMERCURYのプレスが入ってます。芸が細かいね!
ここは結構ゴミが溜まっていたので掃除してグリスアップしました。

続く


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