エレキから異音が!2
バスが全部逃げちゃうのでは??


かじり込んでてヤバイぜ!さてさて。同じ手順でトラブルを抱えている現役君をバラしてみると、シャフト前方のベアリングに当たる部分が特に汚れている。しかも、油っ気が無いぞ!良く見ればかじり込んだ形跡もあって怪しさ120パーセント!

シャフト、リア側これはプロペラ側だけど、それほどのダメージは無いようです。掃除してグリスアップ。

まともぢゃ無いベアリングまともなベアリングさーて。これが問題のベアリングです。左が現役君のモノ、右が部品取り用のモノ。なんと現役君のベアリングは異常に深くなっているのです。しかも、よっく見るとかじり込んだ痕が見受けられます。これが全ての原因だったのですね。本来シャフトを止めておかねばならないところがかじり込んで穴が空き、コアが前にずれ込んでいたのです。当然シャフトは前にずれるからプロペラもモーター本体にブチ当たって異音が出るわけですね。
しかし、前のオーナーさんはシャーピンの前にワッシャを入れて強引にシャフトを止めていたのです。うーん、何というか。。。。強引だな。嫌いじゃないけどね(^_^;
とにかく原因は判明したので部品取り用からパクって取り付けてなおすことにします。

ブラシを押し込む組み上げはバラシの逆の手順でやるのですが、このブラシがくせ者で、テンションを掛けたまま組み上げないとダメなんですよね。でも理論上、どうしてもまともに組み上がらない構造になっているのですよ。モーター物では付き物の難関です。

治具を造ってみるそこで、こんな板を造って見ました。あくまでも応急措置ですけど。メーカーさんならきちんとした治具で組み上げるんだろうけどね。こちとら時間がかかっても入りゃいーのだ。

組立最中こうやってブラシを押さえながらコアを組み込んで、引き抜けば出来上がり。って言えるほど簡単ぢゃないよ。難易度はかなり高いです。なんたって強烈な磁石の間にコアを通さなければならないのでちょー大変。絶対に磁石に吸い付けられてしまうのですよ。そこをなんとかうまくこじくり回して差し込むまでには腕力と忍耐力と技術が必要です。
この点はエビン/ジョンソンの方が楽かもしれないな。

これがうまくいったらフロント側のベアリングの入ったカバーを取り付けて、長ボルトで固定して出来上がりです。ベアリング部をグリスアップしておくことを忘れないように。
組み上がれば特に調整もないので電源を繋げば回転するはずです。

祈りながらスイッチオン!

お〜〜〜〜〜〜!静かに回転しるぅ!
やっぱエレキは静かに回らないとね!


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