アルミボートは素のままでは使いません。やはりデッキを張ってカーペットを敷きたい。これは絶対に欲しい!
カーペットってのは見てくれも良いけど歩き心地?もいいです。で、なにより良いのはみょーな音を消してくれるのです。
タックルボックスをぶつけた音やデッキの上を歩いた音などは、そーっとサイトフィッシングしているときに出るとバスが逃げます。
がしゃがしゃした音が出ると気が散るしね。しかし、カーペットを敷いてしまうと汚れやすいとかバスの匂いが付くとか雨が降ると重くなったりもします。が、これにはあえて眼をつぶることにしました。
んで。ふつーはコンパネ(15ミリがよく使われる)にパンチカーペットを貼ってボートに乗せます。
しかし、私は怠け者。このデッキを車に積むのがなんとしてもヤなのです。
車内に入れればくそぢゃまだし、ルーフに乗せようとするとキャリアを追加しなくてはならず、しかも固定がめんどくさいのですよ。ってなわけで、ボートに固定してしまうことにしました(^o^)/
多少重くなってもなんとかなるだろうとゆー甘い?考え。。。。そこで。少しでも軽く作ろうと思いました。
コンパネ15ミリは結構な重量があります。それでは構造材として一般的な12ミリのコンパネではどうかというと、これが結構しなるので補強が必要になってしまいます。
では、アルミアングルを補強剤として使うことにした場合、上手いこと組めば9ミリのベニヤでも保つんぢゃないかなとも思いましたがこれは却下。なぜなら、コンパネ以外のベニヤは防水処理をしていないのですぐに腐っちゃうんですよねぇ。コンパネもいずれは腐るけど、保ちはいい。それではいっそのことアルミ板のの3ミリでも使うか!とも考えたのですが、これは高価です。しかも曲がりやすい。。。。
そんなところでいきなり出てきたのが、名前は知らないけどガラス繊維?の板。FRPを板状にしたようなヤツなんです。とある建築工事の廃材として出たモノですからタダ!らっき〜。
歩道橋の腰下に張り巡らされている半透明の板と同じ材質らしいです。ポリカーボネイトよりちょいと硬くてアクリルのように割れることが無いというこの板の名前は。。。。知りません。ご存じの方はメールください。さてさて。そんなこんなで材料は決まりました。アングルは40ミリ×3ミリのモノをメインに組んでいきます。組むと言っても糊でくっつけるわけではなくて溶接です。ボルトやビスは重くなっちゃうからね。
ココで登場するのが「あるごん溶接機」!これがまたくせ者で(^_^;
酸素溶接やアーク溶接に慣れている私でも思い通りにはくっつきません。しかも紫外線の量も半端ぢゃなくて、腕の内側とか首回りとかのみょーなところが日焼けして大変でした。この作業だけで数日を費やしているのだ〜〜!
ま、何はともあれ採寸して材料を切ってくっつける事の繰り返し。ココで気が付いたのがオーストラリア人のおおらかさ?
フロントシートとセンターシートの間の寸法を計ると、左右では20ミリも違う!
センターシートとリアシートでも以下同文。ぜんぜんまっすぐじゃ無いのでした。計っているウチに訳が分からなくなることしばし(^_^;
どーやらカンでのっけてリベット止めをしてるらしいです。
フロントデッキはこんな構造です。真ん中の四角には蓋が付きます。右に見えるのはライブウェルの穴。同様に蓋を付けます。
こっちはリアデッキ。分かり難いかも知れないけど縦方向に5本のアングルを渡しています。材料の都合上、アンバーカラーになっていますが隠れる場所なので気にしない気にしない。
フロントデッキに例の板を貼ったところ。蓋も付けました。ベビーサンダーで加工するのであれば自在に切れますが、粉がバンバン飛んで健康には悪そうです。化学物質過敏症の方はご注意。そうでなくともマスクをしましょう。
コイツをテクスビスの4ミリ(皿)で皿揉みしながらバンバン打ちつけると出来上がりです。あらかた出来たところで乗ってみました。このデッキは広い!マクロよりよっぽど広いよ!
シーニンフでは考えられない広さです。なんかワクワクしちゃうね!
で。デッキが張り終わったらカーペットを敷き込みます。ちなみにコイツはパンチカーペット。単価が安く、軽量で加工しやすいので採用しました。色がベージュなのは気にくわないけど(^_^;
貼り方は簡単。適当な大きさに切ってG17などの速乾ボンドで張り付けて、回りを切り込みます。
ストレージの蓋の加工はちょっとメンドウ。
とりあえず出来上がり。夜になっちまった。。。
魚探とエレキを付けてみた。なかなかいい感じです。
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