バッテリーはドコに乗せるの?
重たい電池は厄介者


バッテリー無くしてバスボートは語れません。前回はライブウェルの件でしたが、これもバッテリーが無ければ殆ど役に立たない代物です。
バスボートの設備で一番電力を喰うのはやはりエレキ(エレクトリックトローリングモータ)ですね。その他には魚探、GPS、ビルジポンプ等があります。でっかいバスボートなら各種照明、チルト&トリム等もあってデンキを喰らいます。
こいつらの電力をまかなうのはバッテリーです。ボート用としてはディープサイクルバッテリーが主に使われますがコイツがまた重い!一個30キロ前後あるんですから。。。。。

今回のアルミボートに積むエレキは24ボルトなのでその重たい塊がよりによって2個も必要なのです。なぜ24ボルトのエレキを積むかというと、それしか余ってないから(^_^;
このエレキの話はまた別の機会として、2個の「オモリ」をドコにマウントするべきかを考えました。

アルミボートは軽いのでバッテリーの重さを良く考えてバランスを崩さないようにしなければ危険です。しかも、物理的に置ける場所が限られているというオマケ付き。
ちなみにシーニンフ12kの時にはペデスタルシートの下に一つだけ置いていました。トランサム付近に置いた場合はスターンヘビーになりすぎて後ろから波をかぶったら沈んでしまうからです。
よーく考えた末に今回も同じ置き方をすることにしました。しかも二つ(^_^; クイントレックスは全幅も全高も一回りでかいのでなんとかなるんぢゃないかな。。。と。
本来はセンターシートよりちょいと後ろ側のハルの上が良いのだろうけど、ここはタックルボックスを格納する必要があるのでとてもぢゃまくさいのです。操船するときの足元は広く取っておかないと荒れたときに大変なことになりますからねぇ。

ってなわけで場所は決まりましたが、直接ハルの上に載せることは出来ません。バッテリーが安定しない上にハルの耐久性も損なわれる危険があるからです。
バッテリーはステーやトレイを使ってガッチリと固定しておかないとダメなんですよ。波を受けてぱたっと倒れて電解液がたらーりたらーり出てきたら........いろいろと諦めなければならないことが出てきます。両極のターミナルがハルに当たれば火花がぱちっと出るし、その時にガスが漏れてればぽぅっと火がつくし、それでなくとも穴は空くだろうし、その時にターミナルとハルが焼き付けばバッテリーもぽすんと破裂するでしょう。あーやだやだ。

ってなわけでどうしたかと言えば。こうしました。



アルミアングルは50×50×4ミリのヤツを四角に組んでビームに溶接してしまいます。
それに市販のバッテリートレイをテクスビスの6ミリでガッチリと締め上げて完成。
こう書くと簡単そうだな(^_^;
(実際にはこれだけでも半日以上かかってるぞぃ)

写真だとこんな感じだけど、デッキの構造材がぢゃまをして良く判らないなぁ。ま、いっか。

とにかくこれでバッテリーはばっちりと固定できる、、、ハズです。
心配なのは溶接部の強度かな?なんたって私の溶接ですからねぇ。。。
このトレイはミシマ6号店で買いました。1600円ぐらいだったような気がする。バスボートにも良く使われているプラスチックのボルトを2本ねじ込むタイプで、ハッキリ言って使い勝手は良く無さそうな感じ。なんたってデッキの小穴から扱うのだから大変そうです。う〜ん。設計ミスか?


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