操船編!(その三)


さて、もうチョイと波がでかくなった場合はどうでしょうか?

そうなるともうプレーニングは出来ない、と考えよう。バウを持ち上げてゆっくり進むようにする。当然時間もかかるけれど、焦らずに落ちついて操船すること。プレーニングしなくてもスロットルは半回転ぐらいは開ける事になるから結構ガソリンも使う。そんなときの為にもガスは常に多めに入れておこう。
さて、その場合の走り方だけど、プレーニングしないで走る場合は波に対して直角に走らないようにすること。ナナメに超えるように走れば見かけ上のピッチが大きくなって操船が楽になるしダメージも押さえられる。重要なのはスロットル操作だ。

トリムの位置はどうしたらいいでしょう?

基本的にはニュートラルと考えよう。プレーニング一歩手前で乗る場合はバウを持ち上げて走るワケだけど、その状態を作りやすいのはアウトトリムだ。スロットルを少し開けるだけでバウが上がるのでとっさの波をかわすことも出来る。しかし、スロットルを開けすぎるとバウが上がりすぎてしまうしスピードも出せない。
イントリムにした場合はこの逆で、スピードを出せるけれどもバウを持ち上げる為のスロットル操作が難しくなる。

そうすると、ピッチが大きい場合はイントリムで、ピッチが小さいか不規則な場合はアウト気味にした方が良いわけですね。

まぁそうなるわけだ。だからといって大荒れの波の中でチルトピンを抜き差しする方が危険かもしれないよ。トリムはインでもアウトでもソレに合ったスロットルコントロールをすれば大した問題では無いんだ。具体的に言えば、このの状態ではスロットルを絞り気味にする。波のボトムからトップへ駆け上がる時にはスロットルを開けてはイケナイんだ。その後のトップからボトムまで落ちていくことになるけれど、この時にスロットルを開けて、ボートのバウを持ち上げるようにしつつ次の波に着水させるんだ。

1でスロットルを開けるとどうなっちゃうんですか?

飛ぶね(^_^;
これはイントリムでスロットルを開けすぎた場合の例だけど、でスロットルを開ければ勢い良く波を駆け上がりトップのでジャンプ。すると次の波がハルに突き刺さるように着水してしまう。上手くいけば一発でオシャカ(^_^;

そんなの上手くいきたくないっす。。。。

そりゃそうだろうな。そうそう、このの直前でビビッてスロットルを戻すと、急激にバウが落ちてしまい、次の波に思いっきり刺さる事になる。沈は確実だろうから気を付けよう。

スロットル操作だけで天国と地獄ですね〜〜。


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