大滝 正秀プロある日のこと。アルミボートを持って河口湖に行きましたよ。
そこで見かけたのが一見なんの変哲もないキャンピングカー。ハイエーストラックをベースに、立派なキャビンが付いてる。幅はワイドだ。でも２メートルは無いな。
高さは３メートルちょいあるだろうか。こんなクルマならトーナメントにもイイよなぁ。。。
でも、カートップはできないし、トレーラを引くには非力なんだよなぁ。と、思いつつよく見れば、変なところにキャリアが付いてる。。。。何じゃこりゃ？
すると、そこにシーニンフを立てかけたぞ！
持ち主らしき人はルーフに飛び乗って何やらごそごそ。まさか..........
ワイヤーを引きずり出して、立てかけたシーニンフのバウアイに結んでいるではないか。それが終わるとルーフから軽いエンジン音が聞こえてきた。
なんと、コレは「ウインチ」ではないかぁ！
「じゃ、行きますよぉーー！」のかけ声で巻き上げ開始！
うっひょっひょ〜〜〜〜！コレはすげぇぜ！エンジン発電器＆ウインチの快音とともにパタパタとルーフに格納されるシーニンフは、まるでサンダーバードの世界だ。こんなファンキーなカートップは初めて見たぜぃ！
あとは位置を直してベルトを掛けて終了。ふぇ〜〜〜.......なんともダイナミックなカートップだけど、何と言っても現実にやってるところがスゴイ。
結構思いつく人は居るとは思うけれど、実際の形にするってのはこれまた想像を絶する試行錯誤の世界になるはずだからね。
軽く見積もってもキャリアの形、ローラーの位置、ウインチの取り付け方、ボート固定方法など、相当の手間がかかっているはず。わたしも以前、ランクルの60に乗っていたときに、フロントに付いていたウィンチをなんとか利用して楽にカートップできないかを考えて考えて。。。。それだけで終わったことがあるだけに、現実のモノにするパワーというか根性というか、強い意志を感じずには居られなかった。。。。
コイツはタダモンぢゃねぇ！
そんなわけで急遽インタビューしてみたのでした。
このとんでもないカートップをやってのける彼の名前は
大滝 正秀プロ。去年はジャパン戦で活躍し、今年からJBマスターズトーナメントにゼッケン485番で参加するルーキーである。なぜこんなファンキーなカートップをしてるんですか？
いやぁ、家族用にクルマを買ったもんで、それに積むしか無かったんですよ。
それにしたってよく作りましたよね。大変だったでしょ。
そうですね、実際に創り始めるよりプランを練ってる方が遥かに長くかかりました。本当に色々考えて、試行錯誤してこの形になったんです。初めはレールのようなフレームを造ってそれごとスライドさせるようにルーフに積むようにしてみたり。。。。とにかく一人でカートップできることが基本なので確かに大変でしたね。
クルマもデカイから色々大変なんぢゃないですか？
でも、幅はランクルより狭いんですよ。1.9メートルぐらいしかないですよ。長さも4.8メートルだからフェリーにも乗れます。ただ、高さはボートを積むと3.5メートルもあるので気を使います。クイントレックスだと高さがありすぎて高速にも乗れなくなっちゃうかも知れません。
確かに重いのでスピードは出ないですよ。高速の上り坂で70キロが限界です。それはちょっと辛いですね(^_^;それでもこのクルマを使う利点ってありますか？
やっぱり楽です。泊まりでトーナメントをやったりすると、ぐっすりと寝られるんですよ。これが最大の利点ですね。あまりに寝心地が良いので、寒い日はクルマから出たく無くなっちゃうのが辛いトコかな？荷物も色々積めるし、タダのクルマではなくて一つの家になっている感です。
いつも一緒にいる彼女ももうじき家族になる予定なので、二人で過ごすにはこのクルマは広くてとてもイイですよ。え〜〜っと、下世話な話なんですけど、かなりお金かかってますよね、このクルマ(^_^;
はい(^_^;、、、でも中古車なのでそれほどびっくりするような値段ではないですよ。一年落ちでこのキャリアを造ってもらっても300万程でした。
ランクル80の中古ぐらいかな？
そうかもしれませんね。これは静岡のロッキーって所で造ってもらったんですよ。良いお店なので宣伝して下さいね(^_^;
宣伝っても、ココで書いても大した宣伝にはならんはずだけどね。
静岡ロッキー Phone054-287-1117 だそうです。キャンピングカー製作、中古車販売のお店だそうで。。。近くの人、寄ってみてね(^_^;それにしてもはやりこの様な偉業を成し遂げてしまう大滝君はスゴイね！
バスプロとして成功する大切な要素をもっていることは間違いないです。いやぁ、こんな事で目立つより成績で目立たないと(^_^;
今年は頑張りますのでよろしくお願いします。はっはっは！
結婚間近のかわいい彼女とツーショットね。
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